※3月23日午前1時18分更新
ベトナムでは本日も新型コロナウイルスの陽性患者が見つかりました。
これで累計の感染者は99人となりました。これまでハノイでの感染者が多かったのですが、ホーチミンでの感染者数が増加しております。
初めての感染者の発見から2カ月ほど経ちましたが、ベトナムの新型肺炎のこれまでの経緯をまとめたいと思います。
【ベトナム】主にハノイ・ホーチミンの新型コロナ(COVID-19)発生から今までのまとめ
■2020年1月29日(水)
ベトナムで新規のコロナウイルスの患者が見つかったのは1月29日。ちょうど旧正月(春節)の休みが終わりに近づくころでした。
この頃はマスクもなんとか街中で手に入れることができていました。この頃、中国政府は団体での海外旅行を禁止しています。
当時のブログ
→【速報】ベトナムでもコロナウイルス感染疑いが40人?マスクも品薄。
■2020年1月30日(木)
1日経った翌日、ホーチミンの街中ではマスクが品切れとなる店舗が目立ち始めました。
しかしまだ入国制限は行われておらず、当局では感染拡大を防止する為、地元の人や外国人旅行者に注意を呼びかけている程度でした。
日本では武漢から帰国した邦人が検査を拒否したことで話題となっていた頃です。
当時のブログ
→【続報】新型コロナウイルス、ベトナムでも感染拡大。検査拒否は氷山の一角?
■2020年2月1日(土)
ベトナム政府は中国の感染地域との国際線フライトを一時停止。この頃からマスクはほぼ手に入らなくなりました。
感染者は首都ハノイで2名、ハノイ近郊のタンホアで1名の感染が確認され、その他にも武漢から来た中国人2名がホーチミンの病院へ入院と記載があります。
また感染疑いのある人に隔離の処置が始まりました。
当時のブログ
→新型コロナウイルス肺炎の感染拡大、マスクが買えないベトナム!
■2020年2月7日(金)
ブログの記事に間が空きましたが、この頃感染者は10人に広がっています。
小学校・中学校・高校のほとんどでは春節(テト・旧正月)の休みを延長し、街中でもマスクを着用する人が目立ってきました。
当時のブログ
→新型肺炎、ベトナムは徐々に深刻化?感染スピードは?
■2020年2月8日(土)
感染状況が日に日に拡大して合計12人に。
ハノイを中心にイベントの中止が広がり、各地の学校の休みもさらに延期となるニュースが目立ち始めました。
政府の対策もこの頃から本格化しだしました。
- ホーチミンでは接客業の人員にマスクの着用を義務化。
- 過去14日間に中国に滞在した外国人に対し、公用目的以外での入国を一時的に禁止する措置を開始。
- コロナウイルス感染者の治療費を無料へ。
当時のブログ
→【最新ニュース】ベトナム新型コロナウイルスの感染状況、国の対策など
■2020年2月13日(木)
累計のウイルス感染者は15名に。
同日の日本の感染者数を調べると感染者は33人。死者1名です。
当時のブログ
→ベトナムの新型肺炎の感染者は15人へ。洗濯可能マスクがコンビニに登場。
■2020年2月19日(水)
ベトナム政府の徹底した対策により、この時点の感染者数は累計16名。
学校は引き続き休校が継続され、中国国境の人々の行き来が厳しくチェックされています。
日本の感染者数はこの時点で85人。死者1名。
当時のブログ
→日本より優秀だったベトナムの新型肺炎(コロナウイルス)対策
■2020年3月10日(火)
前回のブログからほぼ3週間、国内で感染者が見つかっていませんでしたが、3月6日(金)を皮切りに感染者が急増。
- 3月6日(金)1名
- 3月7日(土)3名
- 3月8日(日)10名
原因はロンドンからの航空便に感染者がおり、機内でクラスター感染が起きたためです。
この頃、中国、韓国、イラン、イタリアからの航空便はチェック体制がしっかりしていましたが、イギリスからの飛行機だったために感染した人が隔離されずに市中で感染が広がり始めました。
日本の感染者はこの時点で566人。死亡者9名。
当時のブログ
→ベトナム 新型肺炎(COVID-19)患者が30人へ一気に増加。飛行機内のクラスター感染
■2020年3月12日(木)
感染者は38名に。ロンドンからの飛行機ベトナム航空0054便から次々と感染が明らかに。
機内だけでなく、飛行機を降りた後の接触で感染者の身内などからも新たに感染者が見つかりました。
当時のブログ
→ベトナム、新型コロナウイルス患者が急激に増加。累計感染者は38人へ。
■2020年3月19日(木)
ベトナムにて3月18日から30日間、ベトナムに入国する外国人に対するビザの発給が停止が決定。
同日のベトナムでの感染者は61名。日本は910名。
当時のブログ
→新型コロナで世界が「鎖国」の時代へ。東京オリンピック開催は絶望的。
■2020年3月22日(日)
欧州からの外国人、ベトナム人帰国者からの感染発覚が相次ぐ中、政府が外国人の入国拒否を決定。
当時のブログ
→新型コロナでホーチミンはゴーストタウン化。観光スポットは週末でも人気なし。
まとめ
以上がベトナムでの新型コロナウイルスの発生から今までの経緯となります。
日本と比べると感染のスピードは遅いですが、世界で多く感染が広がったためにベトナムでも少しずつ感染が広がり始めています。
外国人の入国を政府は禁止しましたが、今後のコロナウイルス感染者数がどうなるか注視が必要です。