新型肺炎、ベトナムは徐々に深刻化?感染スピードは?

病院前

ベトナムも日本同様に新型肺炎が少しずつ広がって来ています。

添付はとある病院の入り口の写真ですが、病院に入る前に手の消毒が義務付けられたり、注意を促すポスターが貼られています。

 

新型肺炎の現在の状況

小学校・中学校・高校では春節(テト・旧正月)の休みを延長し、感染がこれ以上広がらないよう対応しているところが多いですが、既に10人の感染者が国内で確認され、街中でもマスクを着けている人が多く見られるようになってきました。

 

ベトナムでの感染スピード。今後、徐々に深刻化?

政府の対応もあり、中国に比べると確認された感染者数の増加は緩やかな気がします。以前のブログでも新型コロナウイルスの感染状況を伝えてきていますが、感染のスピード(報道ベース)は1週間で以下のような感じです。

2人→5人→10人

もちろん実際の感染者はこれ以上でしょうし、国民の不安を煽らないように発表数が抑えられている可能性はあります。

【参考】過去のブログ

【速報】ベトナムでもコロナウイルス感染疑いが40人?マスクも品薄。(1月29日)

【続報】新型コロナウイルス、ベトナムでも感染拡大。検査拒否は氷山の一角?(1月30日)

→ 新型コロナウイルス肺炎の感染拡大、マスクが買えないベトナム!(2月1日)

 

観光業は大打撃

日本は基本的に中国人観光客は受け入れています。ベトナムも中国との飛行機を一部区間運休にしたりはしているものの、国内には多くの中国人が引き続き滞在しています。

それでも観光では多くの旅行者のキャンセルが続いており、他の国と同様に旅行業界は大きな打撃を受けています。

 

引き続き手に入らないマスク

コンビニマスク欠品

引き続きコンビニや薬局ではマスクが手に入らない状況が続いています。

増産体制は続いているようですが、国民全員にマスクが行き届くまでは至っていません。

ただ政府は品薄によるマスクの大幅な値上げに対して積極的に取り締まりを行っているようで、街中で大きなパニックは見られません。

 

ベトナムの国民性について

ベトナムはこれまでの歴史の影響もあるかもしれませんが、基本的に我慢強い国民性で、人との輪を積極的に乱す人はあまりいません。

ただ日本人以上に噂や風評に敏感な部分もあるので、今後感染が広がると事実に基づかない情報によって人々がパニックに陥る可能性も否定できません。

政府もそれを知ってか、国民の不安を煽らないよう冷静に対応しているようにも見えます。

各国さまざまな対応があると思いますが、また時間があれば現地の視点で状況の報告をしたいと思います。