世界一周で死亡・強盗・盗難に遭う確率はどれくらい?安全に旅するのは事前準備が大事です。

トラブル

世界一周するにあたって予算やルート、持ち物など考えなければいけないことはいっぱい。

でもそれに合わせて検討しなければいけないのは何かあった時のトラブル対策。

海外旅行保険に入ったり、事前に予防接種を受けたり、事前に準備できる対策は幾つもあります。

自分も世界一周をして危ないと思うことは何回かありました。では実際にどのくらいの確率で事故にあったり強盗にあったりするのか?あくまで個人の判断ですが、アクシデント別に遭遇するおよその確率をまとめました。

 

目次

  1. 世界一周で死亡・強盗・盗難に遭う確率はどれくらい?
  2. 病気や事故、犯罪に巻き込まれて死亡する、死ぬ確率
  3. 強盗に遭遇する可能性
  4. 荷物や金銭の盗難に遭う確率
  5. ぼったくられる頻度
  6. トラブルの確率を下げるには?安全に旅するのは事前準備が大事
  7. それでも問題に遭ったら。冷静な対応を心掛けよう
  8. 心構えが大事
  9. まとめ

 

1. 世界一周で死亡・強盗・盗難に遭う確率はどれくらい?

アクシデント

誰もが海外で事故や盗難などのトラブルにあいたくないですが、日本は世界でも有数の安全な国で、海外に行くとやはり日本のようにはいきません。

今回は世界一周を体験した著者の経験や、他のブログ記事などを読んで、世界一周旅行中に死亡・強盗・盗難・ぼったくりに遭うおよその確率を調べてみました。

旅行のスタイルや訪問する国、個人か複数で行くかによってもこの確率は大きく変わってくると思います。今回は一人でバックパッカーとして世界一周をした場合に1カ月間で各アクシデントに遭遇する確率を記載します。

 

2. 病気や事故、犯罪に巻き込まれて死亡する、死ぬ確率

交通事故確率 1/ 100,000(1ヵ月)

絶対に防ぎたい世界一周で死亡するケース。でも海外なので病気になっても医療水準が低かったり、凶悪犯罪に巻き込まれて死亡という確率は日本より間違いなく上がります。

世界一周旅行者のブログを見ていても、死亡したというケースは数は少ないですが見つけられます。犯罪に巻き込まれて死ぬケースもありますが、不慮の交通事故、病気のケースも多いようです。

マラリアや狂犬病は事前・事後の対策で生命を失うという確率をほぼ0に持っていくことができます。自分は大丈夫だという過信を無くし、犬に噛まれたら、微熱が続いたらすぐに病院に行くようにしたいです。

死ぬよりは絶対マシなので多少お金や手間がかかっても病院行くようにしましょう。

予防接種、狂犬病の記事は「世界一周旅行の予防接種。気になる費用。狂犬病もちょっと詳しく。」をご覧下さい。

 

・日本で1年間で交通事故で死ぬ確率

ちなみに警察データによると日本の2019年の交通事故の死亡者数は3,215人です。仮にこれを3,000人、日本の人口を1億とすると交通事故で死亡する人は1年に33,333人に1人の割合です。確率に直すと0.003%です。

 

・日本と海外の殺人発生件数の比較

日本で1年間で他人に殺される人の数は1,000人を下回ります。交通事故より数が少ないです。しかしこれが海外に行くと数字がグーッと伸びます。

グローバルノートの「世界の殺人発生率 国別ランキング・推移」によると2017年の殺人発生率が最も高い国は中米のエルサルバドルで人口10万人中の殺人発生件数は61.71です。確率にすると0.06%です。

日本の人口10万人中の殺人発生件数は168位で0.24です。確率にすると0.00024%です。

すなわちエルサルバドルで殺人にあう確率は日本の257倍となります。

 

・JobTabiの世界一周ルート

自分が行った世界一周旅行は単独だったので、リスクを避けるために危険な国には極力行かないようにしました。詳しいルートは「気になる世界一周ルートとスケジュール」の記事をご覧下さい。

行った国の中で上記の「世界の殺人発生率 国別ランキング・推移」で殺人発生率が最も高かったのが19位のメキシコですが、メキシコで訪れた都市はリゾートで有名なカンクンのみです。

なので行った国の中で最も危険だったのは29位のコスタリカ(人口10万人中の殺人発は12.18)となります。

 

・治安の悪い国・地域

調べてみると治安の悪い国は中米、南米、アフリカに集中していることがわかります。自分の場合は予算やルートの都合もありますが、スペイン語圏で英語が通じずらく、且つ治安も悪い南米は諦め、中米も僅かな国しか滞在しませんでした。

アフリカは1ヵ月くらい滞在したのですが、ツアーに参加して多くの国を回りました。

 

3. 強盗に遭遇する可能性

強盗

確率 1/1,000(1ヵ月)

正直、日本人の単独旅行者を狙っているという人間は多いと思います。お金を持っている、抵抗のリスクが少ない、泣き寝入りする人間が多いというのを知って相手は狙っていると思います。

アフリカや中米、南米は特に他の地域に比べて強盗の発生率が高いので注意したいです。

ちょっと危なかったケース
→「アフリカ大陸初日。エチオピアの洗礼。

 

4. 荷物や金銭の盗難に遭う確率

ケガ

確率 1/100(1ヵ月)

これは比較的強盗などの事件が少ないアジアやヨーロッパの国を含めて世界どこでも発生する可能性が高いと考えましょう。

荷物(貴重品)から目を離さない、施錠を常に心掛けることで発生の可能性をかなり下げることができます。

個人的には解錠の鍵を亡くすのが嫌だったのでダイヤルロックの鍵を多く持って行きました。

 

5. ぼったくられる頻度

確率 1/10(1ヵ月)

これは長期で旅行をすれば、ほぼ付きものと考えて下さい。小額であればある程度仕方がないと割り切るのも大事でしょう。

タクシーや夜のお店など呼び込みをする人に安易について行くとボラれるケースが多いです。その国の物価や為替レートなどは事前に頭には入れておきたいです。

→参考ブログ「インドバブル弾ける

各国の物価についてはカテゴリーの「コスト」の欄で情報の記載をしています。

しかし大きな額をぼられないように最低限は気をつけたいです。

 

6. トラブルの確率を下げるには?安全に旅するのは事前準備が大事

安全このチャプターは旅行でトラブルを避けるために是非読んで欲しい項目です。

・複数で行動することも大事

日本人が一人でいるとやはりトラブルに遭う可能性は格段に上がります。強盗も当然リスクは考えるので、複数で行動するのは犯罪に出会うリスクを下げます。

それでも一人で行動したい人もいると思うので、どうしても危険な地域、場所へ行く時はツアーに参加するか、現地で会った旅行者とそこだけ一緒に行動するなどすると良いでしょう。

 

・安全情報を事前に調べる

外務省の海外安全ホームページは事前に調べたいです。しかしここに乗っている情報は政治的問題に関連した安全情報という意味合いが強いので、そこは注意した方が良いでしょう。

例えばヨーロッパはスリや盗難が多いですが、外務省の情報では基本的に危険情報がない国として扱われています。

 

・夜、一人で出歩かないなど基本的な安全対策を守る

昼間は安全な場所でも、夜は治安が良くない場所は結構あります。

若い人は現地で知り合った人とBARに行ったり、深夜までオープンしているお店に行くケースもあると思いますが、帰りの交通手段を事前に調べたり、最低限の現金だけ持ち歩くようにするなどの対策はして外出するようにしたいです。

夜は人通りの少ない場所へ出歩くのはなるべく避けましょう。

自分は深夜に空港に着いた場合は、明るくなるまで空港で寝てから行動開始、逆にフライトが深夜の場合は早めに空港に行って寝るなどしてました。

  

7. それでも問題に遭ったら。冷静な対応を心掛けよう

警官

いくら気を付けていてもトラブルに会う時は会います。もしトラブルに遭遇した時は落ち着いて冷静に対応しましょう。

強盗に遭った場合は犯人を追い掛けて、取られた物を取り返すなんてことは避けましょう。犯人を追い掛けて撃たれて亡くなった日本人も過去にいます。物は後で買い直すことができますが命は返ってきません。

あとは盗難や病気・怪我は保険が適用されるケースもあるので、後で警察、病院に頼んで証明書は必ずもらうようにしましょう。

お金が盗まれても残金はいくらか、旅の予定は変わらずに続けられるかを冷静に考えましょう。クレジットカードを紛失したらカードの利用停止の連絡だけではなく、予備のカードで残りの旅を続けられるかなど客観的に状況を考えたいです。

 

8. 心構えが大事

海外は日本と当然文化が違います。それを体験できるのが海外旅行の醍醐味であると思いますが、良い部分もあれば悪い部分があるのも事実です。

日本人は性格的にはとても穏やかだと思います。ただ海外だと喧嘩っ早い人も正直多いです。差別と言われるかもしれませんが、地域によって体格が違うように性格の傾向も違います。

個人の心構えで危険にあう可能性を10倍にしてしまう可能性もありますが、自分の力で10分の1にできる可能性もあります。

 

9. まとめ

世界一周

世界一周は長期の旅行なので、一人で旅をしていれば多かれ少なかれ何かしらのトラブルに出くわします。

旅は楽しく快適に過ごしたいので、ちょっとしたトラブルは割り切る、大きなトラブルは発生しないよう事前の対策を心がけるようにしたいです。

あくまで上記の確率は個人的な推測ですが、死亡する確率は世界一周でも少ないと思います。

危険だから行けないと思うのではなく、安全に旅行する為にいかにその確率を下げるか、どうやったら世界一周を達成できるかというように、実現できる可能性を増やして行けるようポジティブに考えていくことが大事だと思います。