新型コロナウイルスが世界に拡散し始めた当初、アフリカは比較的感染とは無縁の地域でしたが、ここにきて感染が急拡大しています。
アフリカには全部で54の国があり、12億を超える人が暮らしています。
今回は2050年には人口が倍増すると予測されているアフリカのコロナウイルスの情報をお伝えします。
危機!アフリカ大陸に新型コロナが急拡大!
アフリカ大陸でコロナウイルスの初の感染者が見つかったのはエジプトで日付は2020年の2月14日のバレンタインデーです。
この頃、日本では既に51人の新型コロナの患者が報告され、それとは別に横浜に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で次々と感染が広がっていく報道がされていた頃でした。
この時点ではヨーロッパで感染はほとんど広がっておらず、イタリアでの陽性確認は3名のみです。
ヨーロッパ全体でも9ヵ国でしか新型肺炎が感染が確認されておらず、ヨーロッパ全部での陽性患者も50名ほどでした。
その後、各国で感染が広がっていく中でアフリカの感染者は14日にエジプトで発見された1名のみで、次の新規患者が見つかったのはアルジェリア(1名)で2月25日のことです。
次いで2月28日にアフリカで3人目の感染者がナイジェリアで見つかります。
そして3月に入り少しずつアフリカの他の国でも感染が広がっていきます。
3月15日になると各国とも数は多くないものの、アフリカのほぼ半数の国で感染者が確認され、3月末になるとアフリカのほとんどの国へ感染が広がります。
3月末で感染者が多い国はヨーロッパに近いエジプト、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、そして白人の住民も多い南アフリカでした。
4月9日時点のアフリカ各国のコロナウイルス感染者数は?
WHOが発表している4月8日のレポートを見るとアフリカで最も感染者が多く確認されている国は南アフリカで1,749人です。
アフリカの感染者の多い上位10ヵ国は以下となります。
- 南アフリカ 1,749人
- アルジェリア 1,468人
- エジプト 1,450人※
- モロッコ 1,184人※
- チュニジア 623人※
- カメルーン 555人
- ブルキナファソ 364人
- コートジボアール 349人
- ガーナ 287人
- ニジェール 278人
(※)はWHO資料だとEastern Mediterranean Region地域に分類されている国で主に中東の国と一緒に扱われています。
日本のニュースでサハラ以南の国としてアフリカの統計を出しているケースがありますが、この分類が影響しているのかもしれません。
モロッコ、チュニジアがEastern Mediterraneanに入っているのにアルジェリアが入ってないのは少々疑問ですが。。
その他の国はAfrican Regionに分類されていますが、今回は日本人のイメージするアフリカ大陸として上位10ヵ国を出しています。
ちなみに著者は世界一周旅行でアフリカの多くの国を旅行した経験があります。
以前のブログやアフリカの情報に興味がある方はこちらを参考にしてください。
→【まとめ】21日間アフリカツアー(ブログ記事から写真・動画、費用や物価の紹介まで)
アフリカの人々の暮らしがわかるので、コロナウイルスのアフリカでのイメージがしやすくなると思います。
今後も世界各国の情報を提供していきたいと思っているので、興味のある方は過去の世界一周ブログもぜひ見てください。