スリランカのコロナウイルス(新型肺炎)速報。現在の感染者は9人。

スリランカ海

新型肺炎がもの凄い勢いで世界に拡散して行っています。

先日島国のモルディブでもコロナウイルスの感染が拡大しているニュースをお伝えしました。

モルディブ、新型肺炎の患者が2名→8名まで増加。引き続き一部リゾートが閉鎖中

モルディブに比較的近いスリランカでもコロナウイルスの感染者が確認されており、今回はスリランカの最新の新型肺炎(COVID-19)の状況をお伝えしたいと思います。

 

コロナウイルス(新型肺炎)スリランカ最新情報。現在の感染者は9人。

コロンボ電車ホーム2

2020年3月15日(日)時点、スリランカ国内の新型肺炎の感染者数は9人です。

日経新聞の感染マップでは3人となっていますが、累計感染者9人が最新の情報です。

スリランカでは1月に初めて中国湖北省からの中国人観光客(帰国済)の感染が確認されました。

その後、3月11日に国内で初めてスリランカ人が感染しました。さらにここ数日感染が増加しており、ヨーロッパの感染者が多い国からの入国も今後制限されそうです。

ここ数日の動きについては英語ですが「Sri Lanka bans travellers from Europe as Coronavirus toll climbs」を参考にしてください。

 

島国なので感染拡大リスクは比較的少ない

コロンボ風景

スリランカはインドの南に浮かぶ島国で、他の国と国境を接していません。

また同じ島国の日本と比べると経済があまり発展していない為、ビジネス目的で訪れる人は多くなく、他の国と比べると感染予防の対策は比較的容易と考えられます。

しかし陸路では国境を接していませんが、地理的に近いインドとは比較的人の出入りが多く、昨日のブログでも取り上げたようにインドは今後感染が急拡大する恐れがあるので注意が必要です。

インドの最新のコロナウイルスの感染状況
【悲報】感染者1億人。インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態になる

 

マナーの良い人々。通勤時の電車はやや混雑で注意が必要

コロンボ電車ホーム

隣国のインドは欧米の人から見ると人々のマナーがしっかりしていない部分があります。(例えば人がすれ違う時や電車に乗る時、体がぶつかることは結構当たり前)

それに比べるとスリランカは宗教が違うせいか(スリランカは仏教、インドはヒンドゥー教が多い)穏やかな国民性です。

公共の場で大声で喋る人もインドよりは多くなく、人口も少ない(約2,200万人)のでインドのように感染が急激に進む可能性は低いと言えます。
(コロンボ中心部を除いて、ものすごい人口が密集している地域はあまりないように感じます。)

ただコロンボの通勤時のラッシュはめっぽう酷く、電車にはかなり大勢の人が乗り込むので、通勤時の感染拡大は注意が必要です。

 

政府の現在の対策

WHO

上記のマップはWHOが発表した世界のコロナウイルス感染マップです(2020年3月12日時点)。赤丸が大きい国、地域ほど感染が広がっているという意味です。

スリランカは他国からの感染を防ぐために現在以下の措置を行っています。

  • アライバルビザの発給の暫定停止。ビザを取得してスリランカに渡航する必要のある日本人を含むすべての外国人は、事前にETA(電子ビザ)もしくはスリランカ大使館にてビザの取得が必要です。
  • 3月10日からイタリア、韓国、イランから直接入国、もしくはこれら3カ国を経由で入国する全ての人に対し、入国後に指定の施設にて、14日間の隔離措置を実施。
  • 1月28日付で中国からのアライバルビザの発給を停止。
  • 3月13日から4月20日までの約1カ月間、スリランカ国内のすべての学校を休校

 

まとめ

以上、スリランカの現在の新型肺炎の状況についてお伝えしました。

観光業がスリランカでは収入資源となっているため、今回のコロナウイルスの感染の拡大は観光産業に甚大な影響をもたらしていると考えられます。

以前訪問したスリランカの動画ですが近いうちにYouTubeにアップしたいと考えています。

興味のある方は是非YouTubeチャンネルもご覧ください。