仕事でも旅行でも何回も飛行機に乗っていますが、乗れば乗るほど嫌になってくるのがチェックインや保安検査場での待ち時間。なんでこんなに待たなければいけないのでしょうか?今回はそんな待ち時間短縮の為の小技を紹介します。
まず飛行機への搭乗から到着後のプロセスを簡単にまとめました。
- 空港までの移動
- チェックイン
- セキュリティチェック
- 出国審査(国際線のみ)
- 搭乗
- 入国審査(国際線のみ)
- 預け入れ荷物受け取り(機内持ち込み荷物のみの場合は不要)
- 空港から目的地までの移動
と国際線で最大で8つのプロセスを経て目的地に着くという流れです。
国内線利用でチェックイン荷物がない場合でも5つのプロセスがあるので面倒臭いですね。
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では空港で快適に過ごすための方法をまとめます。
1.空港までの移動
今回記載しなくても良いかと思ったのですが、日本の空港の問題点として都心から国際空港(成田)へのアクセスが悪いという点があり、あえて記載をします。
先日行ったベトナムのダナンでは空港から市の中心までタクシーで10分程度、ホーチミンでも道路が混んでなければ中心部まで20分ほどで行くことができます。
最近はアクセスの良い羽田空港からの国際線も出ているので、航空券を購入する時は多少高くても羽田からの便も検討したいです。
2.チェックイン
チェックインですが、国際線は出発の3時間前、国内線は2時間前に行くと良いとされています。皆だいたいその時間に行くので当然チェックインカウンターは混雑します。
しかし最近は混雑緩和のため、オンラインチェックインというものが普及してきました。出発の24時間前からできたり、航空券によっては座席の選択もできるので長距離便では積極的に利用するようにしたいです。
ただし預け入れ荷物がある場合は結局カウンターに行かなければなりません。なのでなるべく荷物は機内持ち込みが可能なサイズのみにまとめられると時間の節約になります。
また各社のオンラインチェックインのウェブページが見つけにくいという人もいると思います。その場合は特定の会社のマイレージカードを作って、そこの航空会社を毎回利用するようにすればオンラインチェックインも1回覚えれば良いだけでマイルも溜まります。
3.セキュリティチェック
チェックイン後、飛行機内に持ち込む荷物のチェックがあります。ここで持ち込み不可の物があると廃棄するか、チェックインカウンターに戻るか選択しなければならず、結構面倒くさいです。
一度250ml以上の液体を機内手荷物に入れてしまい、その場で廃棄を選択した経験があります。長期旅行で便利な十得ナイフも機内持ち込みしそうになり、カウンターに戻って手荷物検査やり直しなんて事もありました。
逆に携帯のパワーバッテリーは預け入れ荷物に入れるとアウトなので、手荷物として持ち込みまなければなりません。パッキングはこの辺も考慮して行う必要があります。
成田空港の液体物持ち込みに関してはこちらに記載があるので参考にして下さい。
4.出国審査(国際線のみ)
外国に行く場合、出国審査は避けられない過程ですが最近は自動化ゲートの普及が進んできています。
外国から日本に戻ってくる場合に出国審査で並ばなくてはいけない場合、審査官によって処理のスピードがだいぶ違うので、空いている列、スムーズに流れている列を見て並ぶようにしましょう。
外国だと「Foreigner」と書かれているゲート以外でも入出国の審査をしてくれるゲートが結構あります。並ぶ前にこの辺も確認するようにしましょう。
5.搭乗
ゲートに行っても搭乗口が変更になっていた、フライト時間が遅れてゲートが予定時間になってもオープンしていなかったなんてケースもあります。空港の電光掲示板内にあるフライトインフォメーションも出国審査の手続きが終わったら再度確認するようにしたいです。
ゲートがオープンした後に長蛇の列に並ぶ人がいますが、搭乗まで時間がかかるのと、機内に入ったとしても席を探していたり荷物を座席上のスペースに入れている人でいっぱいなので、ある程度列の人数がなくなるまでは自分の時間を過ごしていた方が良いでしょう。
6.入国審査(国際線のみ)
国際線の場合は入国カードを書かなければいけません。どの国でも書く内容はほとんど同じなのですが、飛行機を降りてから入国カードを書くと審査の際に列の後ろに並ぶ可能性が高くなり時間の無駄です。飛行機内で記入書類を配っているので機内で記入をしておきましょう。
到着後トイレに行きたい人もいると思いますが、トイレは機内で済ますか審査終了後、荷物を待っている時に行くとなお時短です。
7.預け入れ荷物受け取り(機内持ち込み荷物のみの場合は不要)
国際線の場合、出国審査をしている間にターンテーブルまで荷物が出ているケースもありますが、国内線の場合は預け入れ荷物が出てくるまで結構時間がかかります。
国内線利用の際はなるべく荷物を少なくして、預け入れ荷物はなしにすることをオススメします。あとは荷物が紛失した時や紛失防止に備え、スーツケースや預け入れ荷物にはネームタグを付けておいた方が良いでしょう。
一度タイのバンコクで国際線の乗り継ぎ時間が短かった際に、人間の方はなんとか乗り継ぐことができたのですが、預け入れ荷物の乗り換えが間に合わなかったケースがありました。
すぐに後の便で目的地に送ってもらえれば良いのですが、その時は荷物がどこに行ったか空港でわからなくなってしまったようで、見つかるまで5日間ほどかかりました。
ネームタグをつけてなかったので、スーツケースの特徴を英語で伝えなければいけなく、荷物が見つかった時の連絡先を伝えたりするのもかなり面倒でした。
また荷物が見つかるまで着替える服がなく、現地で自分で購入したのですが、航空会社の保証も規定上1万円くらいまでしか出ないようで、自分の責任でないのに損をした経験もあります。
完全に荷物が出てこないケースもあります。この場合も航空会社の保証は一定額しか出ないようです。買い直しの効かない撮影したカメラのメモリーなどは万が一に備え機内持ち込みの方が良いです。
またこういった場合に備え、海外旅行保険に事前に入ったり、乗り継ぎの際も航空会社は同じものにすると紛失のリスク軽減にもなります。
8.空港から目的地までの移動
荷物を受け取ったらあとは現地での目的地への移動のみとなります。両替もレートが特に気にならなけば初心者は出発地で行った方が良いでしょう。
SIMカードは到着後の空港で購入しておくと、ホテルまでの移動にも便利です。最近はWifiレンタルの料金も安くなったので、イモトのWifiのような1日定額◯円のWifiを日本で借りて行くのも手です。
海外旅行を多くしていて一番多いのがタクシートラブルです。特に空港からの目的地に行くタクシーで発生しやすいので、トラブルを避けたい人はせめて町の中心までは公共交通機関を使った方が安くて安全です。タクシーを使う場合はどこを走っているか把握するため、通信手段は事前に確保しておきたいです。
ブログに記載したエチオピアでのトラブル以外でも、目的地までかなり遠回りをされ、高額料金を請求されたケースもありました。
ボラれると気分的にも悪いので、事前にできる対策は取っておくと良いと思います。
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以上、如何でしたでしょうか?
航空会社、飛行場での改善ももちろん必要だと思いますが、自分でできる対策をするだけでストレスはだいぶ減らせると思います。
飛行機での移動が多い人は空港での待ち時間を有効に活かせるように、プライオリティパスなどのラウンジカードを準備すれば待ち時間を優雅に過ごせます。
今回はエコノミークラス利用の前提で書きましたが、ビジネスクラス以上では優先搭乗やラウンジが無料でできたりもするので、航空券購入の際はここも検討したいポイントです。
あとはカルロス・ゴーン氏のような楽器の箱に入って出国というのは違法なのでくれぐれもしないようにして下さいね(笑)。強制送還+警察行きです。