日本にいるとよくこんな会話を聞きます。
「私、英語喋れないので。」、「◯◯さんは英語話せて羨ましいです。」
皆さんもよく聞く会話だと思いますが、ちょっと待って下さい。これは何を基準に言っているんでしょうか?
今日はこの日本に蔓延している英会話についての思い込みを客観的に分析し、皆さんの英語に対する苦手意識を減らしていこうと思います。
目次
- TOEIC400点からの世界一周
- 英語が話せないと思っているのは思い込み
- 英語は意思を伝える為の手段
- 外国人は英語が上手いかどうか気にしてない
- 度胸ととにかく喋るでTOEIC+300点効果
- TOEIC600点でも海外で働ける?
- 基礎は大事
- まとめ
1. TOEIC400点からの世界一周
ブログを読んでもらえればわかると思いますが、私は2012年に大企業を退職し、翌年世界一周をしました。
その後、海外某国に潜伏して自由に仕事をしています。
さて外国人と話せる人、海外で働く人は英語がペラペラでなければならないと思っている人が結構多いと思いますが、これは間違いです。
世界一周をして、その後海外で働いて、私は必ずしも英語が流暢に話せる必要がないことに気がつきました。
自分が世界一周に出た時のTOEICスコアは確か400点台だったと思います。TOEICスコアはあまり信用してはいけません。
2. 英語が話せないと思っているのは思い込み
さて英語が話せないと思っている方、それは何を基準に言ってるのでしょうか?TOEICのスコアですか?
いえ、違うはずです。大抵そういう人に限って、誰かが町で外国人と英語で話しているのを見て、外国人と話すにはそのように話さないとダメ思っているだけです。思い出して下さい。あなたはそもそもその会話の内容を知っていますか?
これ正直に言うとあなたが外国人と話したことがほとんどなくて、英語が通じるかの自信がないのが一番の理由だと思います。
3. 英語は意思を伝える為の手段
意外と町で外国人と話している日本人って、聞いていると大したこと喋ってません。英語っぽい発音で話しているから上手だと思い込んでしまっているだけです。
そもそも日本語を少ししか喋れない外国人が、駅で切符をどうやって買って良いかわからず、あなたに片言の日本語で聞いてきたとします。
「ギンザ へ イキタイ。チケット カエナイ。」
って券売機の前で困ったジェスチャーしてたら、もう100%何が言いたいか分かりますよね?
文法も100%合格だし、あなたもこの外国人が日本語を上手く話す必要はないと理解できますよね?
そう。ここで大事なのは、この外国人が現地の人であるあなたに何をしたいか伝えられた、問題が解決したというのがポイントです。
4. 外国人は英語が上手いかどうか気にしてない
基本的に欧米の人って、その国に移民が多かったりで、英語が話せない人と接する機会が日本人と比べて圧倒的に多いです。なので本人が何をしたいのか、何を言いたいのかを理解することがまず重要だと思っています。
従って英語が上手に発音できるかというのはあまり気にしてないです。まずはその人が何をしたいか理解しようとする前提があります。
ちなみに中国人とかインド人は初めから英語をきれいな発音で話そうと思っていません(笑)。
まずは日本で培った思い込みが間違いということに気づきましょう。
5. 度胸ととにかく喋るでTOEIC+300点効果
券売機の件でも話しましたが大事なのがまず外国人に聞く、話すということです。普段使ってない言語で話すというのは、初めはちょっと度胸がいるかもしれません。
ただ外国の人からすると、あなたが勇気を持って話したことが結構コミュニケーションの根本だと思っている人が多くて、何も喋らないと相手にとってどうでも良い人(だって何もないから)だと思われてしまいます。
要は聞きたいこと、やりたいことを簡単な単語でも伝えればOKなだけなので、ある意味こんな簡単なコミュニケーションないですよね。
TOEICで高得点を持っている人に限って、こういう根本的なことをわかってない人が多いです。上手な発音、難しい単語・文法で簡単なことでも伝えようとします。
ここからが重要なポイントですが、あなたが英語が話せるか気にしている人は、あなたのまわりにいる日本人だけで、外国人はあなたと話す時にあなたという存在しか見ていません。
ここであなたが周りの日本人を気にして、その外国人とあなた個人として話さないとダメな人だと思われます。まずこれに気を付けて下さい。
6. TOEIC600点でも海外で働ける?
さすがにビジネスだとある程度の言葉の理解がないと仕事に時間がかかってしまうのでそれなりの語学力が必要です。
でも仕事しながらでも、業務に必要な英語なんて半年もしてしまえば覚えてしまいます。なので簡単な業務ならTOEIC600点もあれば意外と海外でも働けてしまいます。さっき言った外国人と話す際の度胸がある前提ですが。
とにかくあなたが思っている以上に外国人と話すハードルが低いことは間違いないです。
7. 基礎は大事
でもなんだかんだ言って、最低限の意思表示をする語学力は必要です。
基本的な言い回しができれば、難しいことでも簡単な文法に置き換えて話をすることができます。
自分が実践した英語の学習については今度時間がある時に説明ができればと思います。
8. まとめ
今回の説明で自分の言いたいことが理解できましたでしょうか?
今後ますます海外との距離が狭まっていき、必然的に外国人とのコミュニケーションが必要な時代になってくると思います。
今回説明したことが、何かしらの形でお役立ちできることを期待しています。