新型コロナでホーチミンはゴーストタウン化。観光スポットは週末でも人気なし。

ベンタイン市場観光スポットが多く集まっており、いつもは世界各国からの観光客が多く訪れるホーチミンの1区。

しかし現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、週末の夜にもかかわらずほとんど人がいません。

上の写真はベンタイン市場の写真です。

いつもこの時間は市場の周りにも多くの店が出て人々で賑わっていますが、写真ではお店のほとんどが閉店しており、ゴーストタウンさながらな印象です。

今回はベトナムのコロナウイルスの最新情報をホーチミンを中心にお伝えしたいと思います。

 

3月22日時点、ベトナムは全ての外国人の入国を停止

グエンフエ通り

ベトナム政府は新型コロナウイルスの世界的なパンデミックに伴い、3月18日より外国人へのビザの発給を30日間停止しています。

その後、19日には日本に対するビザ(査証)免除の措置が一時停止になると発表があり、21日からはベトナムに入国する全ての外国人に2週間の隔離措置が適用されています。

さらに22日より、全ての外国人のベトナム入国を一時停止すると決定があり、先日ブログで書いたインド同様に「鎖国」状態となっています。

先日のブログ
【悲報】感染者1億人。インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態になる

 

新型コロナでホーチミンはゴーストタウン化。観光スポットは週末でも人気なし。

グエンフエ通り噴水

週末は観光客や地元の人で賑わうグエン・フエ通りも人がほとんどおらず、エリアはゴーストタウンさながらです。

写真の噴水エリアも週末は記念撮影などをする地元の人でごった返してますが、ご覧の通り閑散としております。

ホーチミンでは3月15日から3月31日まで、市内のカラオケやディスコ、BAR、マッサージ店舗、映画館、インターネットCafeなどの営業を一時停止させています。

そのため空いているのはお土産屋やブランドショップ、飲食店のみです。

グエンフエ通りを挟んで、高級ホテルやオシャレなカフェが並ぶドンコイ通りも同様に歩いている人がほとんどいません。

ドンコイ通り

空いている店舗もほとんどお客さんが入っておらず開店休業の状況で、店舗を運営するオーナーにとっては頭が痛い問題が続いていると言えるでしょう。 

 

ベトナム在住の外国人には朗報?カジノは運営している店舗も。

ルイヴィトン

写真はありませんが1区を中心に高級ホテル内にあるカジノは運営している店舗もあるようです。

ただ現地の人は一定の基準以上の所得がないと入れない場所で、外国人が多く集まる場所のため、入国禁止措置がされる前にベトナムに入った外国人が多くいることが予想されます。

換気が良い場所とも言えないので、こういった場所に訪れる際は感染リスクに対する注意が必要です。

また一部マッサージ店やBARは営業をしているようにも見えましたが、届け出のライセンスによって役所で業務停止するかの判断をしているのかもしれません。

 

やることがなく、暇な状況もカフェは営業中

多くのお店が閉まっており、かなり退屈な生活とも言えますが、イタリアやパリと違ってカフェがまだ営業しているのが救いの状況です。

今後、新型肺炎の感染者がさらに増える事態となればCafeも閉鎖となる可能性があります。

ベトナム在住の外国人にとってはかなり不安な状況と言えますし、一度帰国をするとすんなりベトナムに再入国できるかどうかもわかりません。

各国で同じ状況とも言えますが、政府も感染者を増やさないように対策をとってくれているようなので、できる限り外国人として協力をし、的確な情報の発信をしていきたいと思います。 

 

2020年の世界一周は断然すべき?新型コロナによる渡航禁止で実現はほぼ不可能に。

コロナウイルス人数 新型コロナウイルスが世界中に拡散しています。

2020年3月20日現在、全世界の感染者は20万人を超えました。

世界一周ブログを見ていると断念や中断などの記事が目立ち始めています。

この状況では無理もありません。では今の状況でどれくらい達成が難しいのかを今回は客観的に分析してみたいと思います。

 

2020年の世界一周は断然すべき?新型コロナによる各国の入国規制で達成はほぼ不可能に。

アムステルダム

前回のブログで世界各国にて全ての国の外国人の入国規制が始まりつつあると記載しました。

前回のブログ
新型コロナで世界が「鎖国」の時代へ。東京オリンピック開催は絶望的。

ヨーロッパでの感染拡大が急激に広がっており、アフリカ諸国にも新型コロナウイルスが広がり始めています。

そのため、今後全ての国を対象に入国禁止の措置をとる国が急激に増えることが予想されます。

さらに自国から海外への渡航を禁止する国も出ており、安全かつ渡航が可能なルートを探して世界一周の旅行をすることが難しくなってきています。

規制も日に日に変更がされ、最新の規制やフライトスケジュールの把握も難しい状況です。

 

帰るなら今、目的を早めることが大事。

高い山

このような状況をふまえ、現在ビジネスなど長期滞在の目的以外で外国にいる方は、早急に帰国することを推奨します。

日が経つごとにスムーズに日本へ帰ることが難しくなってきています。

外国人が入国する際は隔離をマスト条件にしている国、地域も出てきているので、これ以上フライトの減便や規制が強化される前に、早急に自身の旅程・スケジュールの見直しをした方が良いでしょう。

 

アフリカ諸国や中南米にいる人は早めに出国を。

砂漠

アフリカや中南米などの日本から遠い国、治安や医療体制が良くない国、日本への直航便がない国にいる方は、早急にそれらの国から出国することをお勧めします。

当該国の決定は基本的には自国民を守るための措置なので、外国人への対応は酷に聞こえるかもしれませんが優先的ではありません。

外国で隔離される場合、言葉がろくに通じない施設で2週間滞在しなければいけないリスクもあります。

これだけ各国で情報が錯綜していると、日本政府が経済が発展していない国で隔離されている人の情報をタイムリーに得ることができないことも十分考えられます。

隔離施設にWifiがあるかもわかりません。

 

自分がコロナウイルスを拡散する可能性にも注意。

世界一周をされている方は予算や期間を確保して渡航されている方がほとんどです。

目標を達成したいのも理解できますし、簡単に諦められないのも理解できます。

その場合は中止をせずに期間や予定を短縮しての世界一周も可能です。

時間のある人は自分みたいに一時帰国を挟んで世界一周も可能です。

大事なのは自分の予定以上に自分が他の国、人にコロナウイルスを広める可能性もあるという点です。

外出を自粛している人より、当然空港やバス・電車を使い、ホテルを転々としながら旅行をする人の方が新型肺炎にかかりやすい、COVID-19を広める可能性が高いということを認識しなければなりません。

 

海外にいる方は現在自分の置かれている状況を一度、客観的に見てみることを推奨します。 

 

カテゴリー: Blog

新型コロナで世界が「鎖国」の時代へ。東京オリンピック開催は絶望的。

マスク欧米

新型コロナウイルス(COVID-19)が全世界に蔓延し、全世界での鎖国時代が襲来しつつある。

中国、韓国、イラン、イタリアからだけでなく、多くの国で国籍を問わず外国人の入国を制限し始めた。

教科書で習った1600年代から江戸時代に日本が200年以上行ってきた鎖国が全世界で始まろうとしている。

 

時代の逆行。ついに全世界鎖国が現実に。各国がコロナウイルス対策を大幅強化。

消毒

WHOがパンデミックを宣言し、全世界のコロナウイルスの感染者の合計は3月18日現在189,375人と20万に迫る勢いだ。

中国以外の感染者数はついに中国を越え、ヨーロッパを中心に拡大の歯止めが効かない状況だ。

イタリアでは全土での移動を制限し、なんとか感染の増大を防ごうと躍起だが累計の陽性患者は30,000人を超えた。

隣国のスペインでも感染が拡大し、感染者は既に10,000人を超えている。

フランス、ドイツでも感染者が10,000人に届くまであと僅かの状況だ。

アメリカでも感染者が増加し日本と感染者の数が逆転した。

そんな世界での患者の増加をふまえ、各国で外国人の入国制限が強化され続けている。

これまでイタリア、中国、韓国、イランからの入国のみを制限してた国がここ2〜3日で対象を全ての国に切り替え始めた。

日本が400年前に行ってきた鎖国が全世界で行われつつある。

 

ベトナムの新たな入国制限措置

看護士ベトナム

昨日のブログでお伝えしたネパールでは国籍を問わずアライバルビザの発給を4月30日まで停止した。

【速報】ネパールは新型肺炎でエヴェレスト登山もトレッキングも禁止。コロナで観光収入の激減のおそれ。

その他、著者がニュースで確認しただけでも

イスラエル、クウェート、ノルウェー、デンマーク、チェコ、ポーランド、オーストラリア、エクアドル、エルサルバドル、ブータン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、香港、マカオ

などの国・地域が全ての国からの入国の制限、または隔離処置などの決定をしている。

オーストラリアなど国によっては外国からの入国制限だけでなく、自国からの渡航も制限している国もある。

ベトナムでは3月17日に外国人入国者に対するビザ発給の一時停止を決定した。

3月18日から30日間、ベトナムに入国する外国人に対するビザの発給が停止となる。

またベトナムの北部にあるハイフォン市では感染地域から来たかどうかに関わらず、海外からハイフォンに入る全てのベトナム人と外国人に対して、集団隔離措置を行うとの通達もあり、日に日に規制が強化されている状況だ。

ホーチミンでもバーやマッサージ店、映画、カラオケなどの3月末までの営業停止が決定された。

状況が刻一刻と変わる中で、現地の言葉が十分に理解できない外国人は不安を抱えるばかりだ。

 

東京オリンピックの2020年開催はもはや絶望的

東京オリンピック

このような状況の中で東京オリンピックの2020年の予定通りの開催はほぼ絶望的と言える。

上記の各国の措置は多くが期間限定といえ、ここから短期間で大幅に新型肺炎の患者数が減るとは考えづらい。

国の行き来を各国が制限する中、日本だけがオリンピック期間中だけ外国人の入国を認めるのは世界の動きと反する。

五輪が終わった後も選手や観客は自国に帰らなければいけない中、既にチケットを購入した人が感染リスクを冒してまで、全員東京に来たいと思わないだろう。

1年で終息が見込めるか不透明なこの状況で、中止はないにしろ2年後の開催、つまり2022年への延期が妥当ではと著者は内心思っている。

また機を見てコロナウイルス関連の情報はアップデートしていきたい。

 

【速報】ネパールは新型肺炎でエヴェレスト登山もトレッキングも禁止。コロナで観光収入の激減のおそれ。

エベレスト遠望世界一の山のエヴェレスト登山(8,848m)があるネパールで、コロナウイルスの影響から政府は13日、今春のすべてのエヴェレスト登山を禁止しました。

新型コロナが最初に発生した中国と国境を接するネパール。今回はネパールの新型肺炎(COVID-19)の感染者情報と政府の対策などをお伝えします。

 

ネパール政府は新型肺炎でエヴェレスト入山を禁止。トレッキングは?

カトマンズ街中

今回のコロナウイルスによる登山禁止はエヴェレストに限ったものでなく、それ以外のネパールの山も対象に含まれるようです。

トレッキングに関しても禁止対象に含まれるようで、今回の措置が解除されるまではネパール全土で登山、トレッキングができないことになります。

※ネパールはトレッキングや登山に関しては現地ガイドの同行が義務付けられており、個人で登山やトレッキングすることができません。

なお今回の規制(入山許可証、パーミットのキャンセル)は3月14日〜4月30日までとなっています。

 

現在のネパールの新型肺炎患者はわずか1人。それでも登山禁止を決定。

エヴェレスト氷河

ネパールはこれまで新型肺炎の感染者数はわずか1名でした。ここ数週間は新規の陽性患者も発生していませんでした。

禁止した背景は世界でのパンデミックによる感染者数の増加もありますが、登山の際にコロナウイルスの発症した時の死亡リスクもあると考えられてます。

以前ネパールに行った際のエベレスト街道トレッキングのブログを見てもらえればわかると思いますが、標高4,000mを超えると正常な体でも突如、高山病に襲われて体調を崩し、場合によってはヘリコプターで運ばれることも珍しくありません。

このような環境でコロナウイルスの症状が出れば死亡リスクが上がることは間違いありません。

また登山でテントに泊まる同行者の感染リスクもありますし、天候により救助が遅れる場合もあります。夜間は救助の対応もできません。

過去のブログ
【まとめ】ネパール・エベレストトレッキング(費用、持ち物からブログ、写真・動画まで)

 

コロナによる観光収入の激減のおそれ

ネパール人々

ネパールは観光立国で登山、トレッキングによる観光収入は年間莫大なものになっています。ちなみにエベレストの場合、入山料は1人1万1000ドルにものぼります。

今回の決定で政府もそうですが、荷物を運ぶポーターやガイドも収入を失うことになります。

ポーターってどんな仕事ですか?

ネパールのトレッキングガイド

それ以外にも首都のカトマンズを中心に登山やトレッキングの準備をする人向けのアウトドアショップ、旅行代理店、ホテル、レストランもあり、これらの人にも甚大な影響を与えることになります。

 

現在の政府の対応

ネパール政府の現時点での対応ですが、上述したように3月14日から入山許可証、パーミットのキャンセルが決定されています(4月30日まで)。

その他にも現在、海外からの全ての旅行者に対しアライバルビザの発給を停止しています。この措置についても期限が4月30日までとなっています。

詳しい情報については外務省海外安全ホームページの「ネパール政府の新型コロナウイルス感染拡大の予防措置について」をご覧ください。 

 

まとめ

以上がネパールのコロナウイルスに関する情報でした。

以前のブログの他にもYouTubeに過去のトレッキング動画も公開しています。

YouTubeの世界一周動画→https://youtube.com/user/jobtabi

ネパールはトレッキングや登山の他にも国立公園で動物と触れ合うことができたり、トレッキングをせずに景色を見ながらのんびりすることもできます。

ただやはりネパールに行くなら雄大なエヴェレスト山塊の景色は見たいものです。

一刻も早く世界的な流行が落ち着き、観光客が戻ることを願ってやみません。