ネパールのトレッキングガイド。
世界各国のトレッカーと共にネパールの各地を歩く仕事。
時に楽しく、時にトレッカーの安全に気を配りながら
数日間をお客さんと共に過ごさなければいけません。
この仕事、ポーターとは違いライセンス(10年更新)が必要で
取得には実地訓練を含めた1年間の研修が必要となります。
(ガイドから直接聞いた話なので間違いないと思われます。)
実際歩いてみると20代後半の若いガイドもちらほら見かけます。
ライセンスはネパール人のみしか取得できないとのことですが、
専門の登山ガイドとして職が成り立っているのはさすがネパール。
意外だったのはこのガイドさん達、トレッキングだけでなく、
ロープやアイゼンなどを使った本格登山にも同行するという事です。
今回はエベレストB.Cのトレッキング参加中、
別パーティのガイドからガイドとして一番大変だと思うことを聞く事ができました。
「大勢のパーティと同行する際は一人一人歩くペースが違うし、
それを統率するのが難しい。
でもそれより難しいのは一人(単独)のお客さんだ。
皆、遠くから来ているから当然目標を達成したい。
個人的には天候やお客さんの体調から判断して無理だと思った時も
個人のお客さんは無理にでも行こうとする。
そしてもめる。個人のお客さんだとどうしてもそうなりやすい。
その後、高山病で動けなくなるケースなんかとても厄介だ。」
また別の若いガイドに聞いてみたガイドとしての重要事項。
(このガイドのポリシー)
1.Safety(安全)
2.Happiness(お客さんの喜び、満足)
3.Responsibility(責任)
4.Management(管理・操縦)
この場合、日程や天候、お客さんの体調・ペースに合わせて
予定を柔軟に変えることができる能力。
ふんふん。なるほど。
本当、貴重なご意見有難うございます。
しかしネパールでは観光客の需要以上にガイドの数が増え、
その需要と供給のバランスから一部ガイドの質に問題が出てきている
と言った声も聞かれます。
でもネパールの人達、基本的にとてもフレンドリーです。
如何でしたでしょうか?
このネパールのトレッキングガイドというお仕事の紹介。
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