【悲報】感染者1億人。インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態になる

インド街中

今や世界第2位の人口を誇るインド。現在の人口は今や10億人をゆうに突破し、13億人になりました。

人口は既に中国を抜きそうな勢いで、2030年までに人口が世界一になるのは確実と言われています。

それに伴って怖いのが新型コロナウイルスの感染拡大。これだけ人がいるインドでコロナウイルスが蔓延したらどうなるのでしょうか?

貧困の格差が激しく、都会ではまだ数多くのスラムが存在し、僅かなスペースに大勢の家族で住んでいます。感染が拡大した場合、歯止めは効くのでしょうか?

 

感染者1億人?インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態に

インド街中2

写真をアップしても見えないかもしれませんが、インドの都市部は非常に空気が悪いです。にも関わらずマスクをしている人がほとんどいません。

そう。インドではマスクをするという文化がないのです。

ちなみに諸外国で比較的コロナウイルスの感染が抑えられているベトナムはマスクが一般的に広く普及しています。

参考ブログ
【ベトナム】新型肺炎(COVID-19)発生から今までのまとめ・経緯

ベトナムは空気が悪い中でバイクを運転するのは体に悪いという考えがあり、使い捨てマスクの他に洗えるマスクも多く普及していて、コロナウイルスが拡大した今でも、洗濯可能なマスクは簡単に入手できます。

インドにも何度か訪れたことがありますが、おそらく人口に対してマスクを製造している会社は僅かで、この状況だと他の国からの入手も難しいので、国民のほとんどが現在の状況でマスクを持っていないことが推測されます。

にも関わらず、写真のような人口密度なので、一度肺炎が感染が拡大するとあっという間に広がる可能性が高いのです。

 

都市部では通勤時は日本のように電車通勤が一般的

ニューデリーメトロ

上はニューデリーのメトロの写真です。

これだけ人口が多くてマスクの普及率が少ない中で、通勤時の電車利用、混雑度は日本並みです。

YouTube動画「200%train インドの超満員電車」にも上げていますが、混雑度は半端なく、先進国に比べるとお世辞にも衛生状態も良いとも言えません。

これがまずCOVID-19の感染が拡大しそうな理由の一つです。

 

貧富の差が激しいインド。感染しても病院に行けない人も多い。

ニューデリー夜

もう一つ、コロナウイルスの感染が爆発しそうな理由の一つに貧富の差があります。

冒頭でもお伝えしたように都市部にはまだ数多くのスラムが存在します。小さな面積の入り組んだ地域の中に貧しい人が多く住んでいます。

日本でいう4畳半のスペースに4〜5人で住んでいる人も少なくありません。こういった人はもし感染したとしても病院に行かない人、行けない人が多くいるでしょう。

するとスラムの中であっという間に感染が拡大することが容易に想像できます。またこのような人達の戸籍が役所で管理できているかというと答えはおそらくNoです。

こういった意味での取り締まりを恐れ、感染しても病院に行かない人もいるはずなので、感染ルートの特定も当然できず、為す術がなく感染が爆発する可能性があるのです。

 

日本のような一戸建ての住宅は僅か。集合住宅に住むインド国民

イスラムエリア

写真の奥に見えるのは集合住宅。インドの都会で日本のように一軒家はあまり見ることがありません。

また家族が住むような集合住宅では、昔の日本のようにお祭りやコミュニティ内でのイベントも多く行われます。

都市部は家賃が高く、若者が一人暮らしをするケースも稀です。地方から出てきた人はルームシェアをして暮らしています。

ルームシェアをするとキッチンはリビングは共有となるので、これらも感染に拍車をかける要因の一つです。

このようにインドにはパンデミックが起こる要因が山のようにあります。

 

現在のインドの感染者数、政府の対応

2020年3月14日(土)時点のインドのコロナウイルス感染者は74名となっています。

12日には初の死者(1名)も確認されました。

政府の現在の主な対応は以下となります。

  • 外交や就労など一部のカテゴリーを除いて、全てのビザの効力を1カ月間停止
  • ビザなしで渡航を認めている国の資格を4月15日まで停止。入国を認めた場合も14日間の隔離の対象とする場合あり。
  • 首都ニューデリーで全ての学校と大学、映画館が3月末まで閉鎖

日本も例外ではなく、これらの規制の対象に含まれています。ビザの効力の停止は全ての国に適用されるので外国籍の観光客は実質、入国ができなくなります。

まるで鎖国のような状況です。渡航を検討されている方は事前の要確認が必要です。

在インド日本国大使館のページに細かく情報がアップされているので、こちらを確認すると良いでしょう。

 

まとめ

これらの状況からインド政府が他国より難しい舵取りを求められるのは間違いないでしょう。

貧困層の人の話はしましたが、逆に富裕層の人たちは海外旅行にも多く訪れています。

既に感染が確認された人はドバイから帰国人たちが含まれています。 

既にヨーロッパでは感染がかなり拡大してしまいましたが、インドでは拡大が抑えられるのでしょうか?

 

モルディブ、新型肺炎の患者が2名→8名まで増加。引き続き一部リゾートが閉鎖中

モルディブリゾート

前回モルディブの最新の新型肺炎(COVID-19)のニュースとキレイな海の動画を公開しました。

前回のブログ
現在一部リゾートがコロナで隔離中。でもモルディブの海が超キレイ【動画】

今回も美しい海の動画の続編を紹介しようと思ったのですが、モルディブでもコロナウイルスの感染者がさらに増えており、動画より先に最新の新型肺炎の情報をお伝えしたいと思います。

 

モルディブ、新型肺炎の患者が2名→8名まで増加。引き続き一部リゾートが閉鎖中

モルディブ魚

2020年3月14日(土)時点の最新情報によると、モルディブでは8名の新型肺炎の陽性患者が確認されています。

前回3月11日(水)時点のブログでは2名だったので6名増加したことになります。
ちなみに初めに感染が発覚した2名はイタリアから来た観光客が滞在したホテルの従業員でした。

在モルディブ日本大使館の情報によると、今後モルディブに入国する全ての旅行者に過去14日間の滞在記録を入国カードに記載することが求められます。

感染者が出たリゾートなどでは施設の一時封鎖も行われており、感染を防ぐために島と島の移動の制限も行われています。

また現在モルディブへの入国前14日間に以下の国・地域に滞在・旅行・トランジットした外国人は入国が禁止となっています。

・中国全域(2月4日〜)
・イラン(2月26日〜)
・韓国の大邱,釜山,慶尚北道及び慶尚南道(3月3日〜)
・イタリア(3月8日〜)
・バングラデシュ(3月10日〜3月24日まで)

 

世界屈指のマリンリゾート モルディブ。感染はどうやって起きた?

モルディブはインド洋に浮かぶ多数の島から構成されている共和国で、新婚旅行やリゾート滞在を目的に毎年海外から大勢の観光客が訪れます。

玄関となる首都マレの国際空港から旅行者は各島に点在するリゾートに高速船や水上飛行機で移動するのが一般的です。

他の国と比べ、感染者が出た島を閉鎖してしまえば簡単に拡大は防げそうな気はしますが、首都マレがあるマレ島は10万人以上の人が暮らしており、その人口密度は世界一と言われています。

なので裏を返すと、小さな島の閉鎖は簡単だけど、空港近くのマレ島で感染が始まると手のつけようがない事態になるとも言えます。

対策もこれを念頭に行われているはずです。

 

まとめ

以上、モルジブの新型コロナウイルスの情報をお伝えしました。

国が小さく、一度に多くの患者が出ると初期の中国、武漢のように診察が受けられない患者が出る可能性が多くあります。

今後訪れる予定がある方は最新の情報を把握して渡航することをオススメします。

現在はこんな状況ですが、モルディブは本当にキレイな場所で、是非一度ウイルスが終息したら訪れて欲しい場所の一つです。

次回は過去のモルディブの動画(追加分)だけを公開したいと思います。

是非楽しみにしていて下さい。