インド人の若者宅。

長距離列車のニューデリー到着。

インドの首都にふさわしい超巨大駅舎に滑り込むことを想定していた(少なからず他の方もそう思うだろう)が着いた駅はデリーのデの字もつかない普通の駅。

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いや、もしかしたらデの字くらいはつくかもしれないが。

 

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ここから地下鉄に乗ってこの若者のプレイスと呼ぶ場所へ向かう。

それにしてもこの見知らぬ青年について行って大丈夫なのであろうか。

知らない人についていってはダメとは日本では小学校に入ってすぐ習うことだ。

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インドの地下鉄は日本に負けないくらい大勢の人が乗っていた。

荷物を置く余裕もなくひたすらずっと立つ。どうやら彼のプレイスは地下鉄マップの端っこにある駅らしい。

列車内で片言のコミュニケーションをしてわかったのだが、どうやら彼は1人で住んでいるのではなく他の若者と部屋をシェアして住んでいるらしい。

日本でもシェアルームという言葉を聞くようになったがインド版のそれだ。

 

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地下鉄に30分近く乗り、駅から降りてさらにミニバスに揺られ10分くらいの場所。

逸れたら駅までも一人で戻ってくることができるだろうか。

 

 

再度考える。

本当に大丈夫なんだろうか。なんでついてきてしまったんだろうか。

 

親しげなインド人に対しての注意はガイドブックやネットに嫌と言うほど載っている。

 

出かけている隙に荷物を盗られたらどうしたら良いんだろうか。

いや、そんな事なら今から断れば良いだけの話だが。

 

しかし、どっからどう見ても若い時期を友達と一緒に楽しんでいる若者だし、この青年も
「いや、もしついて来たくないんならこなくても良いよ」

と言っている。それがついて来た理由だ。

 

マンションのようなビルのようなお世辞にも綺麗とはいえない建物の3階か4階の一室。

若い女の子が一人。そして別の一人の男がギターを弾いていた。

 

「ようこそ、われらの家へ」

 

少し薄汚れた部屋。

部屋は3部屋。それとは別に真ん中にみんなでくつろげる居間と言うには少し小さい団欒のスペースがある。

今ここにはいないが他に男女が一人ずつ、計5人でここで暮らしているらしい。

 

「今までここに外国人を連れてきたことあるの?」

「いや、君が初めてだよ」

 

初めてって…。

 

皆が部屋に帰ってきた。

今日は近くにある遺跡を見に行くことになった。

雑談に雑談。相手を理解するには少なからず時間が必要だ。

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ところで話してみると、誰一人自分の訪問を嫌がっているようには見えない。

一体、どんなシチュエーションなんだろう。

そして寝る前に別の若者から衝撃の一言。

「よし、明日はみんなでバスに乗ってタージマハルに行こう。」

 

バスだと片道5時間近くかかる筈なのだが…。

 

こうして今回のインド訪問で諦めかけていたタージマハルに突如行くこととなった。

 

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インド人の若者宅。” への2件のコメント

  1. あくてぃぶーーー!!

    その行動力、

    こちらも元気が出ます!!

    • 有難う御座います。
      コメント頂けると本当パワー出ます。

      更新いつも遅いですが次回も是非お楽しみ下さい。

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