※前回の続き
→もし1995年(25年前)に新型コロナウイルスが発生していたら?現在の感染者数は5,000万人。
中国の湖北省、武漢でインターネットがほとんど普及してない1995年1月にコロナウイルスが発見されたらどうなるか?
あくまで根拠はなく当時の生活を振り返りながらのシュミレーション。こんな感じで拡大していくだろうという想像です。
コロナの発生は電話での報告。中国政府の確認は遅れる。
インターネットの普及前、人々の主な通信手段は電話だった。Windows95がまだ発売される前、携帯電話を持っている人もパソコンを持っている人も多くいない。
中国もこの頃から年間10%ほどのGDP成長を続けるが、他の先進国と同じくもちろんインターネットはほとんど普及していない。
そして95年1月に武漢でコロナウイルスが発生する。。
まず武漢
- 知り合いの間で咳、高熱を発する人が多く出るが、人々はインフルエンザか何かが流行していると気にとめない。
- その後、死者が多く出ているという噂が流れ始め、普通の病気ではないと武漢の人が疑い始める。しかし役所の人間が知らないまま1カ月ほど経過する。
- 湖北省の上の人が事態を認識し始める。しかしメールもネットも普及しておらず状況の把握にさらに時間がかかる。
とまずはこんな感じになると思う。
そしてその後も感染はじわりじわりと外に広がり、以下のように感染が拡大する。
- 交通の要衝である武漢から北京、上海などの大都市へ人が移動し、そこでも感染が広がる。
- 世界の主要都市でも感染者が出始める。しかし気がつく人は誰もいない。
- 中国政府が事態に気づいて対応を開始するのは2月半ば頃。
- 世界のニュースが中国での感染を報道し始める。WHOも具体的な対策を開始。この時点で中国での感染者数は50万人以上。世界でも症例が確認され始める。
ニュースはテレビ・ラジオでしか確認できず世界各国で対応が遅れる。
世界各国でコロナの感染がどんどん広がっていくが、世界的に事態が認識されるのは2月末くらいから。
世界の反応と行動(3月)
- 世界の主要都市、特にアジアから新型肺炎の感染が広がっていくが各国とも具体的な対策がとれないまま3月に入る。
- WHOが不要な外出をしないよう世界に呼びかける。
- ラジオ、テレビを通じてニュースや呼びかけが伝わっていくので、外出自粛がすぐに浸透しない。職場に行かないと業務ができない人も多く感染が広まり続ける。
- 3月上旬時点で台湾、香港、マカオで10万人以上が感染する。東京でも確認されただけで感染者が5,000人に。
- 3月末頃から各国政府でも入国禁止措置や外出禁止の対応を始める。この頃中国本土の感染者は300万人を超す。
- 世界の主要都市でも感染者が20〜30万人に達する。規模が小さな都市でも100〜1,000人の感染者が発生。
そして4月の世界のコロナ感染者数は爆発的に増加。
4月になり世界的に感染者数が爆発的に増加。
- 4月上旬にはアジアのほとんどの国で感染者が100万〜300万人に達する。
- フランス、ドイツ、イギリスなどヨーロッパの主要国でも感染者が100万〜300万人に。
- アフリカ、南米の国でも感染者20〜30万人を超える国が出てくる。
とあくまで想像の範囲だが、2020年の今とは比べられないくらい感染が猛スピードで広がっていくだろう。
そして自宅で待機している人も適切な情報を得られないまま、さらに地獄が広がっていく。
※次回に続く