ベトナムはコロナ感染者169人でも半封鎖。特にホーチミンなど大都市で規制が顕著。

持ち帰りのみ

ベトナムで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の規制がさらに進んでいる。

2020年3月27日時点でのベトナムの感染者数は169人まで増加した。

日本や他の国に比べると感染者数は少ないが、欧米から来た外国人、または帰国したベトナム人からハノイ、ホーチミンの大都市で急速に感染が広がっている。

 

ベトナムはコロナ感染者169人でも半封鎖。特にホーチミンなど大都市で規制が顕著。

予防接種

ホーチミンでは24日に、30人以上が入るレストラン、さらにジム、ビリヤード場、スパ、床屋などのサービス施設を3月31日まで営業停止が決定された。

その前からマッサージ店やバー、映画館などは既に営業が停止されており、24日の決定はこれまでの規制の範囲をさらに強めた格好だ。

さらに現在では外出時のマスク着用が義務付けられ、していない場合は行政処分が出ると発表がされている。

またバスの運行本数も制限も既に始まっている。

またベトナムの各省に3月28日〜4月15日まで,

  • 必需品やサービスを取り扱う店舗を除いた商業サービス店を休業
  • 20人以上の会議・イベントの禁止
  • 職場・学校・病院の外で10人以上の集合の制限
  • 公共の場所での2メートル以上の間隔の確保

などが通達がされ、これも既に適用となっている。

まだ完全なる封鎖・外出禁止ではないがベトナムはほぼ半封鎖のような状況で、大都市で特にそれが顕著となっている。

 

週末でも外は閑散。レストランやカフェも持ち帰りのみの営業が目立つ。

日曜日ストリート

週末、移動する人は多いが営業している店舗はほとんどない。

冒頭の写真のように持ち帰りのみの営業をしている店舗もあるが、驚くほど外を歩いている人がいない。

週末は家族づれで賑わうサイゴン動物園も現在は新型肺炎による規制で休業中だ。

経済活動よりも人の命を優先した措置がとられ、早期から規制に取り組んで来たベトナムだが、ここに来て増加に歯止めをかけるために一段と規制が強化された。

地方都市ではかなり効果が上がっているようで、新規のコロナウイルスの感染者のニュースが少ない。

ホーチミンでは人々は現在髪も切りに行けない状況だが、もし今回の規制でホーチミンやハノイで効果が出れば、ベトナム国内の鎮圧も夢ではない。

4月15日までの規制の効果を期待したい。

これまでのベトナムのコロナウイルスのまとめ
主にハノイ・ホーチミンの新型コロナ(COVID-19)発生から今までのまとめ【ベトナム】

 

新型コロナで閉鎖、封鎖、入国禁止。海外に住む日本人の不安【泣きたい】

食料売り切れ

新型コロナ(COVID-19)の影響で世界各国で相次ぐ外国人の入国禁止が始まっている。

現在筆者はアジア某国で生活しているが、街中で会う外国人の数が日に日に減ってきた。

今回はそんな海外在住の外国人、日本人の「不安」を綴りたい。

 

新型コロナ。各国で閉鎖、封鎖、入国禁止のオンパレード

一人ぼっち

飛行機の運航がなくなる前に、入国規制が始まる前に多くの外国人が自分の国へ戻っていった。

しかし海外を拠点に働いている人はそれができない。でも国籍は日本。

 

最新の情報は現地の人よりも遅れて、限られた情報しか入ってこない。

 

マスクも気がついたら全て売り切れの状態。

 

ブログを見てもらえればわかるが、私は海外の経験はすごく豊富で過去に世界一周も体験している。

海外は好きな方、というか日本人の感覚とは少し離れたところで海外で暮らしているので海外適応力はかなり高いと思う。

ただ今回の新型肺炎の蔓延で、

 

仕事でもコロナウイルスの対策の話が多くなってきた。

 

相次ぐ規制強化によって近隣のお店の閉店も増えてきた。

 

且つ新規ビザの発給停止のニュースや入国停止、隔離措置の報道を毎日聞くとそれが全て自分の問題のように思えてくる。

外国人が現地の人と一緒に隔離されたときのストレスや不安はあまり想像したくない。

場合によっては軍の施設での隔離もあるようだ。先進国ではないのでWifiも隔離先で使えるかもわからない。

海外では不安よりも新しい楽しみに期待する方だった。たださすがに今回は不安の気持ちがかなり大きくなってきている。

というか毎日同じニュースでウンザリしてきていると言っても良いが。

 

泣きたい。海外に住む日本人の不安。国際化と言っても外国人は外国人。 

海外で不安個人的に外国に住む際に一番難しいと思っているのが医療だ。

ある程度英語が話せても病院だと勝手が違う。

自分の症状を伝えることはできるが、医者の言っている英単語があまりにも日常使わない英単語なので、理解がなかなかできない。

例えば皮膚科という英語がパッと出てくる人は英語ができる人でもそう多くはないはずだ。

受付だと英語が話せないスタッフもいたりするので、医者に行き着くまで、医者の話を理解するまで、保険会社との書類のやり取りが終了するまでと病院に行くととにかく時間とストレスがかかる。

隔離された場合、それに近い環境に最低でも2週間缶詰になるので、まずそれが恐怖の一つだ。

また隔離でなくても完全に外出禁止になった場合、近くのカフェやレストランに行けず、家にこもらなければならない。その際、食料品の調達をどうするかも心配だ。

マスクでもそうだったが、外国人は行くようなスーパーはだいたい真っ先に食料品が売り切れるような店舗ばかりだからだ。

現地の人は親戚から物を融通などもできるが、外国人はそれが難しい。

国際化社会と行ってもやはり外国人は外国人というのがよく理解できた。

 

まとめ

以上、海外に住んでいる外国人の不安を書いてみた。

なかなか日本に住んでいる人にはわからない気持ちかもしれないが、日本で出稼ぎに来ている外国人も相当な不安を抱えて生活しているはずだ。

働いている職場の雇用もこの状況だといつまで続くかわからないし、アジアから日本語もわからないまま来て働いている人の不安は自分よりももっと大きいだろう。

自営業の人やホテルを経営している人などは資金繰りでさらに大きな問題に直面しているに違いない。

情勢を見ているとウイルスのすぐの終息は難しいそうだが、一刻も早くピークが過ぎることを願う。

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インド全土がロックダウンに。新型肺炎で21日間の外出禁止令。人口13億人の正念場。

 

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【恐怖】東京の閉鎖、ゴーストタウン化が新型コロナで現実味。通勤はどうなる?

Close

新型コロナ(COVID-19)が感染者数が日に日に増している。

3月24日現在、累計の感染者数は世界で30万人を超え、死者も1万5000人に登っている。

日本での感染者数も1万人を越し、東京オリンピックの延期も現実となりそうだ。

東京五輪の延期がほぼ決定的となってきた状況で、今後オリンピックの代わりに行われそうなのが皆が想像もしていなかった「東京閉鎖」だ。

 

【恐怖】東京の閉鎖が新型コロナで現実味。ゴーストタウンに?

渋谷交差点

イタリアやパリ、ロンドンなど世界の大都市で不要の外出が禁止されている。

東京でもここ数日で感染者が増加してきており、このまま感染者が増えてくるとヨーロッパの都市と同様の外出禁止措置が現実味を帯びてきた。

おそらく多くの方が想像していない事態であるが、その瞬間はインド全土ロックダウンの発表のように2〜3日後の0時からなど突然の形で発表されるだろう。

→インド全土の閉鎖記事
【速報】インド全土がロックダウンに。新型肺炎で21日間の外出禁止令。人口13億人の正念場。

 

日本の感染者数は発表よりも間違いなく多い。

このブログを執筆時点での日本の累計感染者数は1,120人、死者は42名だ。

しかし日本より積極的に対策を行ってきている国でも感染者数は増えてきている。

日本は他の国に遅れながら欧米18カ国からの入国の拒否を決定した。しかしこの決定は他の国に比べると1〜2週間遅れた処置である。

その前の感染流行地域からの2週間の待機要請も「措置」ではなく「要請」である。

公共交通機関を使わない、自宅待機も要請であり、実際に待機しているかの確認もおそらく書類上の確認のみで、チェックもほとんど行われていないのが現実だろう。

初期の日本の新型コロナ感染者数は世界でもトップクラスだったが、急激に感染者数の伸びが落ちた。

これは日本が症状が悪化しないと検査ができないからとの声もあるが、オリンピック開催のためや他国からの対策不備による批判を避けるために政府が意図的に発表数を抑えているのは間違いないだろう。

これらの対策の遅れや、通勤ラッシュや日本の人口密度を考えると感染が他国同様に進んでいると考える方が自然だ。

 

東京五輪の実施はなく、東京閉鎖の実施が現実味

オリンピック観客席

東京オリンピックについては1年の延期という報道も出ているが、果たして1年で新型コロナウイルスは終息を見せるのだろうか。

インドの13億人の外出禁止のニュースが流れ、世界の各都市も同様の措置を見せつつある中、残念ながらオリンピックではなく東京閉鎖実施の可能性が出てきた。

インドは現時点、日本の半分の感染者にも満たない状況で全土の21日間のロックダウンを決定した。

遅かれ早かれ日本国内で次の大型感染防止策が取られる可能性は高い。

 

東京閉鎖で住民にはどんな影響?通勤は?

歓楽街

もし東京が閉鎖となった場合、これまでの入国規制の措置を見ていると、他の海外と都市と比べて規制は緩やかになる可能性が高い。

外出禁止ではなく、不要な外出の自粛となる気がする。外を歩く住民の数は今より減るのは間違いないが、日用品や食料買い出しのスーパーやコンビニは閉店にはならないはずだ。

なので閉鎖となってもコンビニなどに気軽に出かけて買い物をして帰る人は結構いると思う。

通勤もできる限り控え、リモートでとなるはずだが、これまでの電車通勤というスタイルで経済が発展してきたと考える日本の人たちの思考を考えると通勤の禁止とはならないであろう。

この辺が日本の良いところであり、悪いところでもあると思うが、こういった緩さが感染予防に繋がっていないことは言うまでもないない。

世界各国にニュースを見る限り、世の中はかなり「闇」の方向にシフトしている気がする。

東日本大震災も大きな出来事であったが、世界規模で第二次世界大戦のように歴史の教科書に刻まれないような規模に収まることを願う。

 

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【速報】インド全土がロックダウンに。新型肺炎で21日間の外出禁止令。人口13億人の正念場。

india

インド全土がロックダウンに。新型肺炎で21日間の外出禁止令。人口13億人の正念場。

 

インド全土が21日間の外出禁止(封鎖)となります。

コロナウイルスが少しずつ拡大するインドで、3月24日インドのナレンドラ・モディ首相は25日0時からインド全土でロックダウン(外出禁止令)を発令しました。

インドの時差は日本と比べて3時間30分です。間もなく全土で外出禁止が始まるということになります。

インドでのこれまでの新型肺炎(COVID-19)の感染者数は469人で死者は10人という状況でした。

13億人の人口を抱えるインドは今後21日間が感染拡大防止に向けての重要な期間となります。

外出は厳しく規制がされるようで、モディ首相はこの21日間で感染が抑えられないと今後、元の状態に戻るのに21年かかるだろうとも述べています。

以前のブログでインドで感染が広がった場合、他国に比べて抑制が難しくなるという記事を書きましたが、詳しくはそちらをご覧下さい。

 
【悲報】感染者1億人。インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態になる 

 

既に外国人の入国は禁止。既に入国している外国人はどうなる?

 既に3月14日にブログを書いた時点でインドは以下の措置を決定していました。

  • 外交や就労など一部のカテゴリーを除いて、全てのビザの効力を1カ月間停止

今回のロックダウンのニュース速報を見ると、インドの国内線の飛行機も25日0時から全て運休と記載があります。またいつ再開になるかの発表もされていません。

現在インドにいる外国人は少なくとも21日間は国外への脱出が難しくなることが予想されます。

感染は現在、インド第2の都市ムンバイがあるマハラシュトラ州と南部のケーララ州でそれぞれ100人以上の感染が確認されています。

 

インドは決まりには厳しい国家。在住の外国人は注意が必要。

インド町中

日本人の感覚だと外出禁止の際に外に出ても警察のお咎めだけで済む場合もありそうですが、インドはそういう国家ではありません。

警察などに見つかった場合は警察署に勾留、または感染の疑いで隔離される可能性もあります。

どうしても外出が必要な場合も事前に大使館にコンタクトを取るなどして、最新の情報収集に努めましょう。

全土の封鎖(外出禁止令)ですので、企業もおそらくクローズになると考えられます。インド在住の方はまずは電話やメールなどで所属の組織にどうすべきか確認するのが良いでしょう。

食品を買いに外に出るのはOKのようですが外出の際は誤解されない行動をしましょう。

何かあれば近隣住民に相談する、現地の人がどういう行動をとっているか確認してから動く方が安全です。

外国は日本と違って、非常事態の対応がとても厳しい国が多いので注意して動くことをお勧めします。

 

新型コロナでホーチミンはゴーストタウン化。観光スポットは週末でも人気なし。

ベンタイン市場観光スポットが多く集まっており、いつもは世界各国からの観光客が多く訪れるホーチミンの1区。

しかし現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、週末の夜にもかかわらずほとんど人がいません。

上の写真はベンタイン市場の写真です。

いつもこの時間は市場の周りにも多くの店が出て人々で賑わっていますが、写真ではお店のほとんどが閉店しており、ゴーストタウンさながらな印象です。

今回はベトナムのコロナウイルスの最新情報をホーチミンを中心にお伝えしたいと思います。

 

3月22日時点、ベトナムは全ての外国人の入国を停止

グエンフエ通り

ベトナム政府は新型コロナウイルスの世界的なパンデミックに伴い、3月18日より外国人へのビザの発給を30日間停止しています。

その後、19日には日本に対するビザ(査証)免除の措置が一時停止になると発表があり、21日からはベトナムに入国する全ての外国人に2週間の隔離措置が適用されています。

さらに22日より、全ての外国人のベトナム入国を一時停止すると決定があり、先日ブログで書いたインド同様に「鎖国」状態となっています。

先日のブログ
【悲報】感染者1億人。インドで新型肺炎(COVID-19)が感染拡大するととんでもない事態になる

 

新型コロナでホーチミンはゴーストタウン化。観光スポットは週末でも人気なし。

グエンフエ通り噴水

週末は観光客や地元の人で賑わうグエン・フエ通りも人がほとんどおらず、エリアはゴーストタウンさながらです。

写真の噴水エリアも週末は記念撮影などをする地元の人でごった返してますが、ご覧の通り閑散としております。

ホーチミンでは3月15日から3月31日まで、市内のカラオケやディスコ、BAR、マッサージ店舗、映画館、インターネットCafeなどの営業を一時停止させています。

そのため空いているのはお土産屋やブランドショップ、飲食店のみです。

グエンフエ通りを挟んで、高級ホテルやオシャレなカフェが並ぶドンコイ通りも同様に歩いている人がほとんどいません。

ドンコイ通り

空いている店舗もほとんどお客さんが入っておらず開店休業の状況で、店舗を運営するオーナーにとっては頭が痛い問題が続いていると言えるでしょう。 

 

ベトナム在住の外国人には朗報?カジノは運営している店舗も。

ルイヴィトン

写真はありませんが1区を中心に高級ホテル内にあるカジノは運営している店舗もあるようです。

ただ現地の人は一定の基準以上の所得がないと入れない場所で、外国人が多く集まる場所のため、入国禁止措置がされる前にベトナムに入った外国人が多くいることが予想されます。

換気が良い場所とも言えないので、こういった場所に訪れる際は感染リスクに対する注意が必要です。

また一部マッサージ店やBARは営業をしているようにも見えましたが、届け出のライセンスによって役所で業務停止するかの判断をしているのかもしれません。

 

やることがなく、暇な状況もカフェは営業中

多くのお店が閉まっており、かなり退屈な生活とも言えますが、イタリアやパリと違ってカフェがまだ営業しているのが救いの状況です。

今後、新型肺炎の感染者がさらに増える事態となればCafeも閉鎖となる可能性があります。

ベトナム在住の外国人にとってはかなり不安な状況と言えますし、一度帰国をするとすんなりベトナムに再入国できるかどうかもわかりません。

各国で同じ状況とも言えますが、政府も感染者を増やさないように対策をとってくれているようなので、できる限り外国人として協力をし、的確な情報の発信をしていきたいと思います。